はじめに
1月のある日、ニコ生のとある枠でこんなコメントを目にした。
"おにーやんは就職してから弱くなったな"
このコメントが僕の闘争心に火をつけた。今期は絶対に結果を出してみせる・・・
僕は鼻声でそう誓った。
みなさん、シーズン14お疲れさまでした。
今期は、インフレシーズンということでレート2209・最終順位2位の高みに到達することができて非常に満足です。(1位とのレート差が6しかなかったのでそこだけは悔しいですが)
今回考えた構築は特に面白い個体などは使っていませんが、僕が結果を出せるくらいには強かったのでよかったら最後まで見ていってください。
構築経緯
CSメガゲンガーの性能が好きで、その中でも以前から使ってみたかった守る+3ウェポン(毒技・シャドボ・こご風)メガゲンガーを活躍させることを今シーズンの目標とした。
シーズン序盤にメガゲンガー@2を模索していたところ、チョッキランドロス、HB木の実カプ・レヒレとの選出が幅広く戦えて自分でも扱いやすいと感じたため、この三匹を固定して@3を決めていくこととした。
メガゲンガーは追い打ち持ち(バンギ、べトン等)入り受け構築に対して選出できない。そこで、そのような構築に対して強く繰り出していける(受けを崩せる可能性のある)2体目のメガとして、今回メガクチート、メガメタグロスの2体を選び、そこから構築を2つに分岐させて両方の構築を使用した。
残りの並びを決める際は周りとの相性(一貫を切ること)を最優先に考え、その上で環境に合わせて技構成・努力値調整を決めていった。
案1 案2
最終日前日まで2つの構築で回した結果、どちらもレート2100に到達することはできたが、案2の方が安定して勝てていると感じたので最終日は2ROMとも案2の方で勝負することにした。(この記事では案2の方だけを書くことにします。要望があれば案1の詳細も公開します。)
構築コンセプト
コンセプトというほどのコンセプトはないが、
・初手で出し負けてもケアが効きやすいような立ち回りができること
・数的有利をとった後に逆転勝ちされないこと
この2点を特に意識して構成を決めた。
個体詳細・解説
臆病 135-x-101(4)-222(252)-115-200(252)
構築の起点となった守る3Wメガゲンガー。
このポケモンはメガシンカした状態を作るだけで相手ポケモンを0.5体分倒したくらいのアドになると思っているので、守るとこのポケモンの相性は抜群。守るを見せることで型の誤認をされることも少なくなかったこともあり想像の5倍くらい強かった。
ヘドロウェーブの採用理由は、主にH振りカプレヒレやアシレーヌ、ゲッコウガに対する乱数、ミミロップが凍える風と合わせて落ちるかどうかなどが変わってくるため。しかし、カプレヒレがほとんど落とせたことがなかったり、毒を引きたい場面も多かったのでヘドロ爆弾でも全然よかった。
凍える風は、味方のレヒレやランドで詰める際のサポート技としてかなり重宝した。
ランドロス@突撃チョッキ
意地っ張り 195(244)-189(52)-111(4)-x-124(188)-114(20)
地震 叩き落とす 蜻蛉返り 岩石封じ
低レート御用達とよくdisられるほぼテンプレ調整のチョッキランドロス。
使う前は自分もそう思っていたが、使ってみると選出せずにはいられない中毒ポケモンとなってしまった。それくらいほとんどの構築に対して選出していた。
技構成もテンプレなので特に書くこともないが、本当にもう少し評価されてもいいポケモンとして推しておきたい。
一応書いておくと、Dはサイコフィールド下のテテフのサイキネを2耐え。あとは適当。
カプ・レヒレ@ウイのみ
図太い 177(252)-x-180(228)-115-150-109(28)
波乗り 凍える風 自然の怒り リフレクター
選出率はそこまで高くはなかったが、選出したらいつも仕事をしてくれた。
あらゆるポケモンに対して起点にされやすいので、それを防ぐためや周りへのサポート技として凍える風とリフレクターを採用。
ムーンフォースと自然の怒りの選択だが、本来削れない相手を削って裏の圏内に入れる動きが強いので怒りを選択。
激流ゲッコウガの身代わりが波乗りで乱数で壊れなかったり、メガギャラドスに対してかなり不便ではあったが、ムーンフォースがあると思って行動してくれることが多かったのでなんとかなった。
意地っ張り 183(220)-216(252)-170-112-130-135(36)
HAベースの最近流行り?の技構成のメタグロス。
メガゲンガーが出せない受け構築や、アゴギャラを含むあらゆる展開構築に対するストッパーとしてに主に選出した。
中盤はこの構成のグロスをそこまで意識されずにイージー出来ることも多かったが、終盤はかなり意識されているのを感じた。
ゲッコウガ@格闘Z
無邪気 147-147(252)-87-124(4)-81-191(252)
蹴手繰り 岩石封じ 冷凍ビーム 悪の波動
なんでも打てる最強ポケモン。
ナットドランや流行りのカビゴン、ガルーラやゲッコウガ、ポリゴン2など格闘Zが刺さる上位のポケモンは意外と多く、型を知られていない相手にはめっぽう強かった。
ラッキーなどに対しては格闘Zを当てないとかなり不利になるので、型を知られている相手に対しては強気に裏読みをせざるを得なかったが、当たった時の快感で使うのをやめられなかった。
相手が型を知っているかどうかをTNで判断するという遊びをするのが楽しかった笑
ウルガモス@バンジのみ
臆病 191(244)-x-103(140)-155-125-149(124)
炎の舞 蝶の舞 鬼火 羽休め
選出率はそんなに高くはなかったが、ヒトムグロスミミッキュ系統や、ナットレイ・ハッサム絡みの構築に対して主に投げていた。
何もできないポケモンに対しては本当に何もできないので選出するのが難しいが、メガゲンガーで刈り取ってウルガモスで詰めるというパターンが出来たら何より強かった。
選出
1.まず、ゲッコウガとウルガモスが刺さっているかを考える。ゲコウルガは何もできないポケモンには何もできないので、何もできないポケモンと対面した場合にケアが効くかどうかを考えてケアできる場合は選出する。ゲコウルガどっちも出すのもあり。
2.ゲンガーとグロスで出せそうな方を出す。どっちも出せない場合は出さないのもあり。
3.ランドレヒレから選出を補完できるように出す。
まとめると、基本的にゲンガーorグロス+ランドレヒレ(半分くらいこれ)
刺さっているときにゲコウルガを組み込むイメージ。
立ち回り
基本的に何が何でも序盤で数的有利を取って、S操作を多用し逆転勝ちを防ぐ戦い方。例え残りHPが少なくても切らずに引いて残して終盤で生かす。
後でもう少し書くかも・・・
きついポケモン
・ゲンガーが出せない受け構築のヌオー
蓄える持ちはほぼ無理。グロスで頑張って怯ませるしかない。
・バトンパ
特に馬車で身代わりしてくるガチガチのやつはほぼ無理。(2200から潜った試合がそれでしたが、別ROMで当日に当たっていて、同じ選出をされたのでピンポイント読みをして勝てました。)
・羽休めメガハッサム
思いつき次第追記します。
結果
TN WANTED Land 最高最終2209 2位
TN おにーやん 最高2164 最終2037
おわりに
今シーズンは期間が長いということでかなり気合を入れて臨んだシーズンでした。最終日に照準を合わせてどうすれば最終1位になれるかだけを考えていました。
結果的に1位を取ることは出来ませんでしたが、努力して満足出来る結果が出たこと自体がとてもうれしく思います。シーズン中にTwitterなどで励ましのリプライをくれた人たちや通話でアドバイスをくれた人たちにはとても感謝しています。
現在力を出し切ってポケモンを考える気力はないので来シーズン頑張れるかどうかはわかりませんが、また良い結果を出せる時がくればいいなと思います。
今回使用したパーティのQRコード↓
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-48F1-8174
選出や立ち回りなど質問等あればtwitter @oniyan0916まで